紅茶の日

売場企画

ハーブティーで癒しタイム

紅茶の日
  • 秋の紅葉を楽しみながらゆっくりとティータイムを楽しんでいただく企画提案を。
  • マイルドな味の茶葉に甘いジャムを加えると一段とフレッシュに変化。
  • 色んな味を楽しんでいただける提案を。

フルーツティータイム

紅茶の日
  • 秋の紅葉を楽しみながらゆっくりとティータイムを楽しんでいただく企画提案を。マイルドな味の茶葉に甘いジャムを加えると一段とフレッシュに変化。色んな味を楽しんでいただける提案を。

秋の紅葉を楽しみながらティータイム

紅茶の日
  • 秋の紅葉を楽しみながらゆっくりとティータイムを楽しんでいただく企画提案を。
  • 普段なら「ティーバックティー」を飲まれるお客様にも今年は茶葉をポットに入れお茶の葉をジャンピングさせながら美味しくお茶を入れる方法を伝えることで茶葉を売り込むのが今年のポイントです。

オーガニック スリランカティーをストレートで

  • 紅茶も日本茶同様そのまま口するものだから農薬等にも気を配りたい。特に標高が高いウバやヌワエリア等のスリランカの安全で美味しい紅茶の選定を行いましょう。茶葉はオレンジペコ、ペコ等グレードにもこだわり品揃えを

秋摘みティーの売り込みを

  • 春摘みティーは一般的であるがまだまだ知られていない「秋摘み紅茶」の訴求を。
  • 産地が同じでも摘みとる時期によっても味は違います。秋摘みのオータムナルそれぞれに水色や香り、味に特徴があります。

ティーパックよりもリーフティーの売込みを

  • 最近は簡便性から紅茶もリーフティーよりもティーパックで飲まれる機会が増えています。しかし、やはり美味しい紅茶を飲むにはティーパックよりもリーフティーで飲まれることをお奨めしよう。とくにオレンジ・ペコーは葉も大きく最高級品

秋の和み ティータイムでスローな時間を

  • 家庭でも、職場でも3時のティータイムはゆっくりくつろいで紅茶やデザートを楽しんでいただく企画の実施を。スペースがある店舗ではティータイムフェアとして3時からアフターヌーンセットのご用意を。ホテル等ではケーキバイキングと組み合わせて人気

関連リンク

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知識

いわれ

  • 1791年(寛政3年)11月1日、大黒屋光太郎がロシアのエカテテリーナ女帝から紅茶を餞別として贈られたとされている。これにちなみ、日本紅茶協会が設けた日。
  • 11月1日「紅茶の日」日本紅茶協会が定めたもので、世界共通ではありませんが、今回は、1日に何杯もの紅茶を飲むと言われる英国人のティータイムをご紹介します。
  • 紅茶文化の国、英国のティータイムと言えば、誰もがまず、アフターヌーンティーを思い浮かべることでしょう。この他にも、英国人は1日に何回ものティータイムを持っています。当然、個人差、そして階級、地域などによって呼び方もことなります。

18~19世紀のティータイムの1日

  • アーリーモーニングティー (Early morning tea)
  • ブレックファーストティー (Breakfast tea)
  • イレブンジスティー (Elevenses tea)
  • ランチティー (Lunch tea)
  • アフタヌーンティー (Afternoon tea)
  • ハイティー (High tea)
  • ナイトキャップティー (Nightcap tea)

紅茶の歴史

紅茶の日
  • お茶の原産地は中国雲南省。紅茶の歴史もここから始まる。
  • 当時は不発酵の緑茶と半発酵の武夷茶の2種類だった。この武夷茶が今の紅茶の原形と言われている。ヨーロッパではオランダが1610年に東インド会社を設立しこの武夷茶を輸入しヨーロッパ諸国に輸出し始め、イギリスでは1657年トーマス・ギャラウェイがロンドンでコーヒーハウスを開いて紅茶が初めて販売された歴史がある。
  • その後、徐々に紅茶はイギリスが中心となり、各地から集められた原料茶は鑑定され、ブレンドされて輸出され、19世紀後半にはインドのアッサムやセイロンに茶園が開拓され、中国のキーマン、インドのダージリン、セイロンのウバなどの紅茶が誕生するのである。その後、徐々に紅茶嗜好に移りながら、イギリスの上流社会で喫茶の一大ブ-ムが起こり、客人を招いて作法を披露する習慣が貴族たちの間でとりいれらていきました。
  • 日本に初めて輸入されたのは、明治20年のことです。一般庶民には馴染みが薄く、すぐに日常生活の中に定着しませんでした。その後、明治39年輸入食品を取り扱っていた明治屋が、ロンドンからリプトン紅茶を輸入し、それを機に紅茶嗜好が少しずつ広がって行きました。

紅茶の製法

  • 摘採
    • 茶葉を一心二葉の形で摘む。
  • 萎凋
    • 15~18時間をかけてしおらせ、葉の水分を減らしてしんなりさせて香味を出す。
  • 揉捻
    • 葉を揉捻機にかけて葉汁を絞る。葉の細胞が壊れることで発酵が進む。
  • 発酵
    • 揉捻した葉を発酵室に入れ、温度25度、湿度95%の状態で1.5時間から3時間発酵させる。
  • 乾燥
    • 発酵を止めるため、80~120度の熱風で約15分間乾燥させ、葉の水分含有量4~5%の状態に持っていく。
  • 選別
    • ふるいにかけて葉の大きさで等級区分を出す。
  • テイスターによって色、香り、味が鑑定されブレンダーが原料茶をブレンドして製品化させる。

紅茶の等級

  • 紅茶の等級とは、品質に関係なく葉の大きさを揃え、サイズと形状を示す言葉です。
    • オレンジ・ペコー(OP)/硬く細長いサイズ(約7~12mm)でよく揉まれた大型の葉
    • ペコ-(P)/オレンジ・ペコーよりも短く太いサイズの葉
    • ブロ-クン・オレンジ・ペコー/茶葉を2~3mmふるい分けたもの
    • ブロ-クン・オレンジ・ペコー・ファニングス/ブロ-クン・オレンジ・ペコ-よりさらに小さくふるい分けたもの
    • ダスト(D)/最も細かい葉で粉状に近く、ほとんどがティ-バック用

品質の見極め方

  • 紅茶に「FOP」「SETGFOP」「TGFOP」などの表示がされているが、これは上記の等級(茶葉のサイズや形状)をあらわすもので、品質を見極める重要なポイントはやはり『テイスティング』で色・味・香りのバランスで判定される。

ティーバッグをより美味しく飲むためには

  • 日本茶、ウーロン茶等中国茶、紅茶は同じ“お茶の木”からとれます。
  • この“茶”と名の付くものを抽出する時は、必ずポットにいれて蒸らさなければ香りも飛びますし美味しい成分もでません。
  • ティーバッグの紅茶も同様です。まず、ポットを温めてその中にティーバッグをいれます。冷えないようにティーコージをかぶせるかそれがなければタオルでポットを優しくつつんで2,3分蒸らします。後はティーバッグをとってカップにそそぐだけです。ポットがなければ急須でもいいです。
  • ポットや急須を出すのが面倒という方は次の方法を試してみてください。
  • まずカップを暖めます。そしてティーバッグをカップに入れ沸騰したお湯をそそぎすぐにソーサー(皿)で蓋をし蒸らします。後は2,3分してティーバッグをとりだすだけです。

ティーバッグとリーフとの違いについて

  • ティーバッグの紅茶はリーフの紅茶に較べてやはり味が少し落ちると感じていませんか?実はティーバッグの紅茶は“CTC製法”といってリーフティーの製法とは元来違います。CTCとはCrush(つぶす)Tear(引き裂く)Curl(丸める)の略で簡単言えば葉っぱを最初から粉々にして発酵を早め、大量の紅茶をつくるといういわば手抜きの紅茶です。
  • それに対してリーフティーはオーソドッグス製法といって最初に発酵させて後でカットをし丹念によりわけていきます。最高級の紅茶は手間暇が非常にかかっています。最近リーフティーのティーバッグもでまわっているのは、うれしいことです。ティーバッグを仕入れる際はリーフティーかどうかよく注意をしてください。

産地と種類

  • インド
    • ダージリン/世界三代銘茶、紅茶のシャンパンとも称され、“マスカットフレーバー”という独特の香りを持つ。標高2000mのヒマラヤ山岳地帯が産地で昼夜の気温差と霧が多い気候風土がこの茶を育てる。4、5月の一番茶(ファーストフラッシュ)から6、7月のセカンドフラッシュ、秋摘みのオータムナルそれぞれに水色や香り、味に特長がある。
    • アッサム/ダージリンの東に位置するアッサムは世界最大の紅茶の産地。アッサム渓谷の平原で栽培されているが収穫期3~11月で、生産量の8割がCTC製法。赤身の濃い水色でコクがありセカンドフラッシュは特に貴重とされる。
    • ニルギリ/南インドのニルギリの丘陵地帯デ栽培。12月からよく1月にかけて収穫されるるウインターティーが良質。スリランカに近いため、セイロンティーに味が似ており、爽やかな香りが特長。ほとんどがBOPタイプの茶葉。
  • スリランカ・セイロン
    • ウバ/標高1200m以上で栽培されるハイグロウンティーで、甘い芳香ときれいなオレンジ色が特長。タンニンが多い為渋味があるもののさっぱりとした爽快感がある。6~7月の茶葉はゴールデンチップが多く含まれたため、高級茶にランクされる。ミルクとの相性がいい。
    • ディンブラ/ハイグロウンティーでありながら渋味が少なく、マイルドな口当たりが特長。クセがないのでフルーツティーやアイスティーなどのバリエーションが楽しめる。ウバの産地とは正反対の西側の山岳地帯が中心地。
    • ヌワラエリヤ/スリランカの最高地で作られ、花の強い香りの芳香が特長。緑茶ににた渋味を持つが緑がかかったオレンジ色の水色で、全体的にすっきりとした味が楽しめる。
  • 中国
    • キーマン/世界三大銘茶のひとつで“中国茶のブルゴーニュ酒”とも称される。蘭の花の香りとスモーキーフレーバーが特長で珍重されている。OPタイプの茶葉で中国独特の工夫紅茶。
    • ラプサンスーチョン/福建省が主産地の大きく黒い茶葉。松の薫煙香をつけたスモーキーフレーバー。香りにクセがあるものの渋味はあまりなく、味はマイルド。
    • アールグレイ/中国紅茶を柑橘類のベルガモットの精油で香り付けしたフレバーティー。英国のグレイ宰相が好んだことからこの名前がついた。
  • アフリカ
    • ケニア/ケニア山の標高1500m級の高地で栽培。以前はブレンド用やティーバッグに主に使われていたが、昨年度の食品コンペにビューリーズのクリッパーゴールドが最優秀賞をとるなど、最近のケニア紅茶は紅茶の新天地、黄金郷とも呼ばれている。
  • インドネシア
    • ジャワ/ジャワ島の高原で1年を通して、明るい水色とさっぱりとした口当たりが特長。CTC製法茶がほとんど。

茶の美味しい入れ方

  • 用意するもの
    • ポット(なければ急須でもOK)
    • 茶こし
    • ティースプーン
    • ティーカップ
    • ティーコジィ(保温帽)
    • 紅茶の葉
    • 汲み立ての水(浄水器に通してカルキ分を抜く)
    • 砂時計
  • 入れ方
    • まずやかんに水を汲み、お湯を沸かす。 水の量は一人分200ccとポットを温める分が必要です。
    • お湯が沸いたらポットを温めておき熱を逃がさないのがコツです。味や香りを引き出すために必要です。
    • 紅茶の葉を量ってポットにいれる。紅茶の葉は一人あたりお湯200ccに対して3gが適当です。葉の大きさによって容量(重さは同じ)が違いますので注意しましょう。
    • お湯が完全に沸騰したら、ポットに勢いよくいれます。湯気がでているだけでは駄目です。完全に沸騰しているお湯を使うのがポイントです。
    • すぐにポットに蓋をして蒸らします。同時にティーコジィ(保温帽)をかぶせて熱を逃がさないようにします。ティーコジィの代用としては毛糸のスキー帽もよいでしょう。ないときは、とりあえずタオルで優しく包んであげてください。蒸らす時間は紅茶によって又、御自分の好みによって違います。2分から3分を目安にするとよいでしょう。
    • 蒸らし終わったら茶こしでカップに注ぎます。ポットを少しゆらしカップに注ぎます。数人分注ぐときは濃さが均一になるように交互にいれます。

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