塩
売場企画
岩塩
- 相変わらず塩の人気は根強いですがミネラルもたっぷり、海水汚染の心配がない岩塩の提案をしてみてはいかがでしょうか?
- 食用だけでなく、入浴用などとしても提案を。
塩でとんかつをより美味しく
- 焼魚はもちろん刺身や寿司も美味しい塩で食べる時代に・・・
- 最近の話題は塩で食べる「とんかつ」です。味噌カツ、ソースカツもいいですがやはり素材の味を活かすなら塩です。美味しいお肉同様、たれで素材の味を消してしまうよりは、素材の味活かした食べ方を提案しましょう。
塩で旬魚をより美味しく
- 焼魚はもちろん刺身や寿司も美味しい塩で食べる時代に・・・
- とくに天然塩等を使用するとより魚の旨味をより感じることができます。また塩とレモン等の柑橘類も一緒に使用することでより美味しさもアップ。魚の魚種や青魚、白身魚等に応じて塩の選定も。また地産地消の流れから地場魚を地場の塩でいただくのが最高かもしれません。
なんでも塩塩フェア
- 焼肉の塩だれ、塩ラーメン、塩焼きそば、ねぎ塩タン、塩サウナ、塩クッキー、塩で食べるお寿司・天麩羅などなど今や塩ブーム。
- 塩で食べることでより素材の甘味や旨みも引き出されることが人気の秘密?
- 塩で新しい食べ方、メニュー提案を。
日本の諸国塩めぐり
- 日本各地の様々と各地塩メニューを組み合わせた提案を
関連リンク
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知識
世界の塩づくり
- 天日製塩法
- 天日製塩法は、海水を塩田に引き込み、太陽熱と風によって水分を蒸発させ塩を結晶させる方法です。天日製塩法は自然の力を利用する製塩法であるため、雨量が少なく、雨期があっても集中して短く、また気温が高く低湿度で風があることなどの自然条件と、平坦かつ広大で堅牢な粘土質の地盤で、流れ込む河川がない事などの地勢条件が求められます。これらの条件から、メキシコのゲレロネグロ塩田やオーストラリアのポートヘッドランド塩田などは、理想的な塩田であるといわれています。現在の天日塩田は貯水池から結晶池に向かって、1年以上をかけて海水をゆっくりと流していく方法がとられています。
- 岩塩採鉱法(溶解採取法)
- 溶解採取法には、まず岩塩層まで井戸をボーリンク゛し、パイプを入れて淡水を圧入して岩塩を溶解させます。そして岩塩層内にできた飽和かん水をポンプでくみ上げ、精製してかん水のままソーダ工業用の原料としたり、せんごうして結晶塩として製品にしていきます。また、地下水や地中にしみこんだ雨水が岩塩層を溶解してできた塩水(地下かん水)を、ポンプをくみ上げて使用する塩泉水採取法を用いている場合もあります。
日本の塩づくり 採かん法の今昔
- イオン交換膜電気透析法
- 海水には約3.5%の塩類が含まれ、96.5%は水であり、塩類中の78%が塩化ナトリウムです。塩田法が海水の水分を蒸発・除去する方法であるのに対し、イオン交換膜電気透析法は海水中の塩分を集める方法です。イオン交換膜電気透析法の原理は陽イオンだけを通す陽イオン交換膜と陰イオンだけを通す陰イオン交換膜を交互に並べ、一室おきに海水を流し、両端の電極から直接電流を流しますと、ナトリウムイオンは陰極に、塩素イオンは陽極に向かって移動します。しかし、ナトリウムイオンは陰イオン膜によって、塩素イオンは陽イオン膜によって遮断されますので、結局、膜と膜との間には濃縮(液)室と希釈(液)室が交互に作られます。この方法は、昭和20年代に研究が開始され、30年代に入って試験導入され始めました。塩田法に比べ天候に支配されることがなく、土地生産性、労働生産性が格段に優れた海水濃縮法であり、将来、一層のコスト削減がきたいされることから、第四次塩業整備によって昭和47年4月以降全面的にこの方法に製法転換されました。
- 藻塩焼き
- 古代採かん法は「万葉集」などに「藻塩焼く」などと表現されているところから一般に藻塩焼きと呼ばれています。その実態は必ずしも明らかではありませんが、この「藻塩焼く」と表現されている製塩工程は「藻を焼き、その灰を海水で固め灰塩をつくる」「藻を積み重ね、上から海水を注ぎ、かん水を得て、これを煮詰める」等の諸説がありますが、藻は濃縮工程に利用されたものとするのが有力です。
- 流下式塩田
- 地盤に傾斜を付け、その上に粘土またはビニールを敷き、さらに小砂利を敷いた流下盤と柱に竹の小枝を階段状につるした枝条架からなっており、ポンプで海水を汲み上げ、第一流下盤、第二流下盤・枝条架の順に流し、太陽熱と風で水分を蒸発させ、かん水を採ります。枝条架は海水を竹の枝に沿って薄膜状に落下させ、風によって水を蒸発させますので、冬期の採かんも可能になり、入浜式塩田のように砂を運ばなくてもよくなりましたので、労働は大幅に軽減されました。
- 入浜式塩田
- 遠浅の海岸に堤防をつくり、満潮、干潮の中位に塩田面を築きました。浜溝に海水を導き、毛細管現象によって砂層上部に海水を供給し、太陽熱と風で水分を蒸発させ、撒砂に塩分を付着させます。この砂を沼井に集め海水をかけて、かん水を採ります。この方法は塩の干潮差を利用した画期的な方法でありました。この方法は17世紀半ばに瀬戸内海沿岸で開発され、昭和30年代まで続きました。
- 揚浜式塩田
- 海面より高い所の地面を平坦にならし粘土で固めた塩田です。人力で海水を汲み上げ塩田地盤の砂にかけ、太陽熱と風で水分を蒸発させ砂に塩分を付着させます。この砂を沼井(抽出装置)に集め海水をかけ、かん水を採ります。
日本の塩づくり せんごう法の今昔
- 土器~石釜
- かん水の煮詰めは、古代の製塩土器から塩釜に替わり、奈良、平安時代においては竹を編んで鍋形として粘土を塗り固めた釜が一般的でありましたが、一部ではすでに平たい鉄釜も使われていました。特に近世以降、製塩量の9割を生産していた瀬戸内海沿岸では入浜式塩田による大規模生産であったこともあり石釜が主に使われていました。
- 蒸気利用式
- ヨーロッパの密閉式塩釜を参考に開発がすすめられ、大正11年に完成しました。この釜は昭和11年に政府による「塩廉価供給方策(コスト低減策)」が出されて以降、中規模向けとして広く採用されました。この結果、せんごう部門は協業化され、産業組合の形式で運営されるようになりました。
- 平釜
- 明治中頃から鉄製洋式釜(平釜)の導入が行なわれ、従来の石釜より生産性が高かったため急速に普及し、大正末期には瀬戸内海沿岸の塩田の殆どが平釜になりました。
- 加圧式
- 戦中戦後の塩不足から国内塩増産の気運が高まり、その一環として塩田を使わないで、海水から直接塩をつくる海水直煮製塩が検討されました。その結果、ある規模以上の加圧式蒸発法であれば、経済的にも実現可能の見通しが得られ、昭和27年から操業を開始し、最盛期には年間20万トンの塩がこの方式で生産されました。
- 真空式
- 昭和6年に真空式による最初の工場が完成し、昭和11年には政府の「塩廉価供給方策」により、1万トン/年以上は真空式の計画が出され、現在一般的に行なわれている真空式は昭和20年代末ごろより普及しました。
日本の塩
- あらしお
- 輸入天日塩を原料に安倍川水系の地下水で平釜製法
- シママース
- 輸入天日塩を沖縄周辺の海水で溶解し、自家製にがりを加え薪を使って煮詰める。
- 伯方の塩
- 輸入天日塩を瀬戸内海の伯方島の地下水で溶解、再結晶
- 天塩
- 輸入の天日原塩とにがりを原料とした粗塩
- 海の精(赤)
- 自然海塩 2日間ゆっくり釜で煮詰め、一晩にがりを落とし、脱水
- 海の精(青)
- 完全天日塩 ネット式鹹水装置 結晶ハウスで製造
- 粟国の塩
- 完全天日海塩 竹枝の立体式塩田タワーで 平釜製法の塩もある。
- 美味海(うまみ)
- 完全天日塩 ネット式鹹水装置 結晶ハウスで乾燥
- 赤穂浪園やき塩
- 国産の自然塩を粘土の容器に入れ、陶器のように直火で焼く
- 昔塩
- 輸入天日塩を原料に、にがりを加え、平釜製法
- 最進の塩
- 自然海塩 縄文時代の多段式で特製平釜を使用
- 極楽塩
- 波動法の塩は、原塩(海水を自然の風と太陽の熱とで乾燥した天然塩)を煮ることなく独自の方法でアク抜きをして常温で乾燥させ、超真空処理する事によりまろやかで大変きめの細かい上質の塩に仕上げました。ミネラルを含んだ海のパワーを持つ塩です。その他、健康な生活を考えた商品が揃っています。
外国の塩
- 古代の塩
- 完全天日塩 塩田の下にセラミックを敷き詰めて10ヶ月間熟成
- 舞
- 完全天日塩 入浜式
- 浜菱
- 天日海塩 6ヶ月で10段階の塩田を経て、6ヶ月塩山で乾燥
- アンティカ・サリーナ
- 自然海塩 塩田天日塩を海水で洗い、乾燥
- モティア
- 完全天日海塩 4つの塩田を経て、ノーウォッシュ ノードライ
- フルール・ド・セル
- 完全天日海塩 塩田に浮かぶ初結晶を手で採取。1年間自然乾燥
- セル・マリン
- 完全天日海塩 塩の花をとった塩田の底に結晶 1年間自然乾燥
- ゲランドの塩
- 自然海塩 5~10月小規模な塩田で製造した天日塩を熱で乾燥
- アルペンザルツ
- 岩塩をもとにヒートポンプシステムにより製造
味の傾向
- 鹹味(かんみ)塩
- 塩化ナトリウムが多く、味わいは直接的な塩辛さ
- 苦味(くみ)塩
- 相対的に硫酸マグネシウムと塩化マグネシウムが多い、味わいは塩辛さと苦みが若干
- 甘味(あまみ)塩
- 相対的に硫酸カルシウムと塩化マグネシウムが多い、味わいは塩辛さとマイルドな甘味
- 酸味(さんみ)塩
- 相対的に塩化カリウムが多い、味わいは塩辛さと酸味が若干ある。
- 美味(びみ)塩
- 塩化ナトリウムの純度が低い、味わいのバランスは良く、旨みを感じる。
おすすめ本
カラダとココロが喜ぶ塩選び&ごちそう塩レシピ
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ダニエラ・シガ
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