土用の鰻

売場企画

芳味焼でさっぱり

  • 鰻の良さは原魚によって決まります。そんな原魚からこだわった鰻が手に入れば是非『芳味焼(鰻の白焼き)でさっぱり』と味わっていただきたいものです。
  • 蒲焼よりもあっさりしていて、鰻の美味しさそのものが味わえます。

サラダに柳川風鍋にきざみうなぎ蒲焼

  • 最近は輸入鰻よりも国産鰻が主流に・・・そんな中で国産鰻は価格的にも多少高め。『きざみ鰻』を重点商品として販売を。サラダのトッピング提案や柳川風鍋の具材としての提案を是非してください。

ひつまぶし

土用の鰻
  • 名古屋といえば最近は『ひつまぶし』といわれるくらいメジャー商品に。三度の美味しさを味わえるような提案と商品作りを

鰻フルコース

土用の鰻
  • 鰻メニューも色々定着してきたところで『鰻フルコース』メニューの提案をしましょう。前菜として「うざく」や「鰻の肝焼き」、メインでは「蒲焼」「白焼き」、そのあとは「鰻素麺」、ご飯物としては「ひつまぶし」「せいろ蒸し」や「うなぎのおにぎり」や「ちらし寿司」、椀物には「肝吸い」というように。さぁ、あなたのお店の鰻御膳は?

名古屋名物「ひつまぶし」で鰻のメニュー提案を

土用の鰻
  • 「ひつまぶし」は漢字で「櫃まぶし」と書く。鰻丼、うな重のバリエーションだが、鰻がもっと細かくカットされてお櫃に入って出てくる。これを釜飯のように茶碗に盛るので、食べるときには必然的に鰻とご飯がごちゃ混ぜになる。食べ方は味に飽きた2、3膳目を薬味をのせてお茶漬けにするのがポイント。

鰻を食べると頭がよくなる?鰻の栄養・効能を訴求

土用の鰻
  • 鰻には脳の働きを活発にすると注目されているDHA[ドコサヘキサエン酸]やレシチン、血管を丈夫にするEPA[エイコサペンタエン酸]も多く含まれている。鰻1g中にDHA1332mg、EPA742mgでサケやアジよりずっと多いのです。DHAの多い鰻を食べてそのパワーの恩恵を受けましょう。

うなぎづくしフェア

土用の鰻
  • 鰻に関する商品を色々集めて「鰻づくし」フェアを実施する。
  • 鰻蒲焼 2入、1入、ハーフ、白焼き、一口串、うまき、鰻肝、土用しじみ(最近の人気食材)、奈良漬、肝吸い、鰻棒寿司、鰻にぎり、うな胡巻、ひつまぶし、うな重鰻丼、蒸篭蒸し、うざく、鰻ちらし、鰻パイ、鰻ボーン、関連日 山椒、錦糸玉子、はじかみ

鰻でスタミナ補給 スタミナフェア

土用の鰻
  • 鰻の栄養はビタミン、エネルギー、タンパク質、脂質すべてが多くスタミナ料理としてはぴったり。夏バテ防止のスタミナ補給として「スタミナフェア」の実施を。焼肉、ステーキ、とんかつなどの肉料理と対抗してスタミナ魚料理として「鰻メニュー」をこの機会に提案しよう。

関連リンク

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知識

土用の丑

土用の鰻
  • 土用は雑節の一つ。立春、立夏、立秋、立冬の前の各18日間をさし、年4回ありますが、現在「土用」といえば、主に立秋前をさします。
  • 土用の入りは7月20日頃で、この間の丑の日夏ばてを防ぐために栄養価の高いうなぎを食べるならわしがある。

蘭学者 平賀源内

  • 江戸時代の蘭学者平賀源内が、夏枯れで困っているうなぎ屋にたのまれて「今日は土用の丑の日」という看板を書いたのが始まりといわれている。

鰻のスタミナは千余年の歴史

  • 「石麻呂にわれもの申す夏痩せによしといふものぞむなぎ(うなぎ)とり召せ」万葉集・大判家持の歌はあまりにも有名。千余年もの昔から、鰻のスタミナが認められていたという証拠です。

鰻の生活史生まれはフィリピン

  • 日本の鰻の生態にはまだまた謎が多いのですが、最近の学説によると日本鰻は5年から15年間川や湖で生活した後、海へ下り、その後フィリピン東方海域で卵を産むといわれています。生まれた鰻の子供は黒潮に乗って12月から翌年4月に日本の沿岸にたどり着き、その一部が養殖用に採られて飼育されます。

「胸黄」から「むなぎ」そして「うなぎ」へと

  • 鰻の胸ヒレのあたりが黄色いことから呼び名が変化して「うなぎ」へ。

鰻を食べると頭がよくなる

  • 鰻には脳の働きを活発にすると注目されているDHA(ドコサヘキサエン酸)やレシチン、血管を丈夫にするEPA(エイコサペンタエン酸)も多く含まれています。DHAやEPAはサケやアジよりも多いのです。

蒲焼一人前で一日分のビタミンAがまかなえる

  • 鰻はビタミンA、B1、B2、D、Eなどが豊富に含まれていますが、中でもビタミンAの含有量は他の食品を大きく引き離します。

健康と若さを保つスタミナ源

  • 鰻にはビタミンAだけでなく、成人病によいとされているビタミンEも多量に含まれています。動脈硬化の原因であるコレステロールを防ぐ働きが健康と若さを取り戻してくれるのです。

鰻の産地について

土用の鰻
  • 国産では 愛知、鹿児島、静岡を筆頭に、宮崎、高知、徳島、三重など。
  • 東南アジアでは 中国、台湾、韓国、香港、マレ−シア。
  • 餌ときれいな水、温暖な気候が良い鰻の3大要素。
  • ウナギ科の魚は腹びれがなく、うろこは微小で見えないのが特徴。
  • 日本で見られるウナギは本州からベトナム北部までの東南アジアに分布する。
  • フィリピン東方沖が産卵域で、生まれたレプトセファルス幼生はいくつかの海流を乗り越え、数カ月で東南アジアの沿岸に流れ着く。
  • 変態したシラスウナギは川を逆上り、えび、かになどの小動物を食べて成長し数年で降、産卵回遊に入る。

おすすめ本

築地魚河岸三代目 (9) 鰻(ウナギ)-スタミナ満点の長物 (マイファーストビッグ)
鍋島 雅治 九和 かずと
小学館 (2015-06-19)
売り上げランキング: 34,242